伝説のプリマ

はなちゃんママ

2007年10月18日 07:14

 百花繚乱
 現在・過去において一番好きなバレリーナは
マイヤ・プリセツカヤです。

 今から9年前の1998年、「ル・ガラ・デゼトワール(邦題:世界のエトワールたちの華麗な競演)」で、そのプリセツカヤが福岡にやって来ました。

1996年 映画「Shall we ダンス?」で草刈民代さんがヒロイン役をつとめ、
1997年 英国ロイヤルバレエ団の日本公演で熊川哲也の人気爆発 と
空前のバレエブームの頃。

憧れのプリセツカヤが福岡で踊る
しかも「瀕死の白鳥」を
1925年11月モスクワに生まれたプリセツカヤは当時72歳。
いつまで踊るのか、今後福岡に来ることはあるのか、その時「瀕死の白鳥」を踊るのか
今しかない
福岡サンパレス、SS席19,000円、清水の舞台から飛び降りる気分でした。

 「瀕死の白鳥」
水面に佇む優雅な白鳥が死に瀕し、それでも生きる希望を捨てず羽ばたこうとするが、力尽き息絶えてしまうというストーリー。
そこには難しいステップも派手な回転技も高い跳躍もなく、ただただ水面を滑るようにトウを刻み、腕全体を羽根のようにはばたかせ。
サン・サーンスの「白鳥」の調べにのって繰り広げられる5分程度の短い踊り。
その化身ぶりには鳥肌が立ち、吸い込まれる感動でした



 「バレエの難しい点…。“肉体と精神のバランス”が難しい。バレエには肉体的要素がある一方、成熟した知性も必要だ。大切な2つの柱。最高のバランスの時期は短い。体力と知力は反比例。年と共に役への理解は深まるが、肉体がついていかなくなる」
エトワール」の中であるバレエダンサーが、言ってましたが、この演目はプリセツカヤだから踊れる、そんな気がします。

 かつて「生きていれば、100歳になろうとも踊りますよ」と語った彼女も今年82歳。
1999年自分のカンパニーを率いて公演した後は、日本では踊っていないと思うけど、凛とした背中で、しかもチャーミングに舞い続けていてほしいです。


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